水俣病被害者の発言が遮られた「マイクオフ」から1年。その「反省」から2日間の日程が組まれた、被害者8団体と浅尾慶一郎環境相との懇談が1日昼までに終わった。当時、マイクを切られた3人は今回の懇談をどう受け止めたか。
初日の4月30日。水俣病被害者・支援者連絡会の代表代行として冒頭のあいさつに立った山下善寛さん(84)は、1年間の環境省とのやりとりが「形骸化」していると訴えた。
「環境省の姿勢はマイク切り事件を反省することもなく、被害者側からの提案を聞き置くだけ。信頼関係は修復されていません」
踏み込んだ答えは…
水俣病の認定基準、健康調査…